CASE事例紹介

  • 2022.01.05
  • Chain-G

やっぱりリーダーが大切

私は学生時代、少林寺拳法をやっていました。(前回に続き、少林寺ネタで恐縮です。)

少林寺拳法は、単なる武道やスポーツではなく、宗門の行、すなわちお坊さんの修行法の一つとして確立されたものです。そして目指しているのは、ずばり「人づくり」です。

 

開祖はよく「選手を育てるな、リーダーを育てろ」とおっしゃっていました。少林寺拳法の修行を通し、自ら指導者となるべく精進し、自ら指導者を育てなさいという意味ですが、なんと、1999年に「リーダーシップエンジン」という本では「企業が持続し、発展するため、リーダーが次世代のリーダーを育てる「エンジン」とならねばならない」と語られており、これを読んだ時も少林寺拳法を思い出した次第です。

 

リーダーシップ論はいろいろありますが、私が一番好きなのは、道教の老子の語る理想のリーダー像です。曰く、理想の指導者は、一見、何もしていないように見えるが、事が成し遂げられた後、メンバーは、「自分たちだけでやりとげた!」と思えるのだそうです。

 

もちろん、何もしていないように見えるだけで、何もしていないわけでは決してないでしょう。基本は、1人ひとり異なるメンバーに、徹底的に興味関心を持つから始まると思います。

 

人事にはステークホルダーがたくさんいますが、究極は社員だと思っています。老子の理想の指導者は、永遠の理想のような気もしますが、永遠に目指す価値はあるのではないでしょうか。

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