CASE事例紹介

  • 2021.12.21
  • Chain-G

人事に通じる“半ばは自己の幸せを、半ばは他人(ひと)の幸せを”という考え方

私は学生時代、少林寺拳法をやっていました。少林寺拳法は、単なる武道やスポーツではなく、宗門の行、すなわちお坊さんの修行法の一つとして確立されたものですから、内面的な部分、それこそ人事に関わる部分で参考になったことが多いです。

 

とくに大きく心に残っているのは半ばは自己の幸せを、半ばは他人(ひと)の幸せをという言葉です。今や少林寺拳法の理念と言われています。

 

社会人になり、人事の仕事に就いてからは「人事の仕事とは、まさにこの言葉の通りなのではないか」と考えるようになりました。この言葉があり、人と接することについて、真剣に向き合えてるようになったと思います。

 

たとえば「どれだけ社員と向き合え」と言っても、やはり人は他人について考えることを後回しにしてしまいがちです。ともすると、「人事は他人事(ひとごと)」などと言われたりもします。

 

しかし、私は少林寺の言葉があったからこそ、意図的に人と接することを考え、積極的に社員と話すようになりました。人事は仕事でありながらも、他人の人生に深く関わるものですよね。

 

単に「他人=仕事」ではなく、他人と関わることとは何か、仕事とは何か、までを考えることが、人事として大事な要素ではないかと思います。もちろん戦略人事も大事ですが、結局は「人」ありきで、そこに携われるのは、我々「人事」だということを肝に銘じたいですね。

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