- 2022.07.06
- Chain-G
己を知り、相手を知れば その2
エニアグラム。これここで時々使わせていただきます。人事の方にとってはMUSTのように思えてきました。その活かし方こそ、己を知り、相手を知り、お互いを理解した上で、その長所をお互いに活かせるようになった時、成果が飛躍的に向上するというお話。
考えてみたら、少林寺拳法の技の稽古も全く同じです。今日はすいません、私の大好きな少林寺ネタに行きます。日本の少林寺拳法は、故 開祖 宗道臣 先生が、戦後の荒廃した日本を見て、「人、人、人、すべては人の質にある」という考え方を基本に、少林寺拳法の修行を通して、人づくりにより国づくりを創められましたのが最初です。でもこれ、人事の役割とまさに同じですよね。
では、その少林寺拳法の技の話。興味の無い方はごめんなさい。突く蹴るの剛法と、掴まれたら抜いたり投げたり、急所に効かせたりという柔法がありますが、特に柔法の場合、まずは自分と相手の身体の特徴を把握することが大切です。自分と相手は、背が高いのか低いのか、体が柔らかいのか固いのか、手が大きいのか小さいのかなど、十人十色なんですね。このあたり、上達すればするほど、柔軟に対応できるようになります。
これは単に強くなるためではありません。少林寺拳法は組手主体と言って、必ず二人相対で稽古します。大事なのはプロセスで、どこが良かったのか、どこを改善すればもっと良い技になるのか、お互いにアドバイスし合い、お互いの成長を目指します。
すなわち、「己を知り、相手を知る」ことは、むしろ「和合」を目指すことになるのですね。はい、ここでまた、エニアグラムにつながりました。